ハロー、ハロー、アンニョンハセヨ、こんにちは、そちらはどのくらいひどいですか?こちらは温泉です。温泉とは”ONSEN”と読み、悪魔の毒々モンスター2において瀕死であったTOXIEを救った”スモウパワー”と同じ系統に属する、日本古来のアルテマエネルギーのことです。何故わたしはONSENにいるかというと、あれは2月26日昼のことでした。韓国出張メンバーは昨夜のうちに旅立ってしまい、僕は深い安堵と幾許かの後悔に埋もれながら仕事をしていました。すると支店長が、僕と、同じく日本に残された同僚たちに向かい、「3分の2も人いないんじゃ仕事してもしかたないな、よし、今日は休むぞ!」と社会人として、一つの店舗を預かる人間として全く理解できないことを宣言しました。僕が何言ってんのこの人おかしいんじゃねえの?ヅラをしていると、支店長はそそくさとどこかへ出かけ、レンタカーを借りてきて、僕らを着の身着のまま、車に押し込め、アクセルを踏み出しました。で、気付いたら、温泉。昨日寝てなかったから車内で熟睡してたら、温泉。しかもここがどこだか分からねぇ。えーっ、ここどこなの!? 携帯もエアエッヂも繋がりません。エアエッジ繋がっても1秒で切断されます。とりあえず、竹田は今、なんか知らないけど宿になった立派な旅館のフロアに置いてあったパソコンを使い、拉致に近い状況下にあるものの、せっかくなので実に美味である山川料理と日本酒と温泉を満喫していることを報告する次第です。ここどこなのかマジわかんねえ。女将とかに現在位置を聞くのは極めて野暮なことだと思うので、分からないままここを発つつもりです。とりあえず支店長達はどこかへ行きました。何か下賎な笑みを浮かべていたので、恐らくは現地の女性達と懇ろになるつもりなのでしょう。27日の昼か夕方には東京に戻ると思うので、そしたら溜めてしまった仕事やります。ここで指す仕事とは、会社や業務全般のことではなく、『ドクデス』と『獄門島漫画祭り』のことです勿論。がんばるぞ〜。