温泉旅行から温泉逗留になりました。”TOURYU”と読みます。戸愚呂兄が地獄を何回も受け続ける刑罰を受け入れたのと同じように、僕もまた温泉に入り続けることを受け入れたのです。たとえ、その先にあるのが完全な無だったとしても・・・・。実際のところは、どうしても27日中に片付けなくてはならない仕事があったのにも関わらず、ムリヤリ全然知らない場所に連れてこられた挙句、温泉を満喫するよう仕向けられたために、「帰ってる場合じゃない」となってしまい、温泉地での仕事を強いられているからなんですが……。車に乗ってる時間なんてねぇ、と……。支店長達は帰ってしまったので、1人で旅館でワーキングです。文豪気分です!!!こりゃあ筆進むわー。訂正。全然進みません。快適すぎます。きっといにしえの文豪達は、本当は楽勝で書けるのにも関わらず、出版社の金でサボるためになんのかんのと理由を付けて旅館に逗留し、執筆するフリをしたり苦悩を装ったりしながら遊び惚けたのだろうなあ、と物思いに耽ったりしています。しかしながら、仕事終わらせないと帰れないので、財布の中身も目減りしていくこともあり、また、温泉街に「ごっつ」であったような老夫婦が経営するインチキゲーム屋も無かったことですし、仕方ないので業務に勤しみます。