『狂乱のハーケンクロイツ編』


第一回「立て、憂国の士よ」


はてなダイアリーで何か騒動が起こっている」と聞いた私は、「会津落城をノコノコ見に行き周囲から大変な不興を買ったご先祖様」を持つ身として、先祖代々受け継がれた由緒正しき野次馬根性を丸出しにし、現場に駆けつけたのであった。そこで事情や状況をろくすっぽ見ずに私が判断したところによると、な、なんと!「はてなに蔓延する選民思想ナチスドイツのそれを想起させる」という衝撃的な論が展開されているのである!!な、なんてこったーーッ!

しかし、私がその刹那受けた衝撃とは、決してマイナス、あるいはダーク方向に向かうものでは無い。むしろその逆であり、喝采を叫ぶ類のものであった。

なぜなら私は以前、絶海の孤島にそびえ立つ竹島女囚刑務所所長である麻草氏と「諸君!はてなナチス化すべきである!」といった内容の激論を交わしているからだ。つまりこの状況は何ら驚くことではなく、既に予言、あるいは計画されてきたルート上のものなのだ。むしろ、現在の流れは私の思想上、歓迎すべきものである。(なお、「はてなナチス化計画」は多分私の立案であり、麻草氏は対談相手であり、彼に一切の発言責任は無いことを明記しておく)

かの横山やすし師匠も「理想の政治形態は独裁や!」と民法放送で堂々と言っておられたことであるし、やっさんが言うからにはそれは正しいのであって、つまりはてなナチス化は混迷・戦国化するはてな界を救うための最善の一手なのである。セスナなのである。問題は総統となるべき人物が未だ現れていないことであるが、ノストラダムス研究で有名な五島勉先生によると、1986年に救世主は既に誕生しているとのことなので、そろそろ大学を中退し、はてなに降臨されるころであろう。

救世主が現れ次第、私は全てを投げ打ち、彼(彼女)の下へ馳せ参じ、「平成のSS」の異名を取る組織を立ち上げる所存である。そして四天王とか三鬼衆とかそういう感じの格好良い異名を貰い権勢を振るうのだ!蒼天航路董卓が座ってたみたいなカッチョいい椅子に座るのだ!


続く。


竹田信彦が説くはてなナチス化への具体策とは…?!
『狂乱のハーケンクロイツ編』第二回「酔っ払ってものまねパブのブッシュに説教するの巻」は2153年8月発売予定の月刊黒柳徹子に掲載されます。