連載に追いつく頃には、僕は日本美味しんぼ界の重鎮になっていて、「先生」「亜父」「師匠」といったような呼び方をされていて、収入も10億円を遙かに超えていて、政界の黒幕とちゃん付で呼び合うような仲になっていて、とにかく富と名声を欲しいままにしているはずなのである。