李儒

亀井静香代議士の自民党総裁選選挙活動における小泉純一郎代議士への異常に厳しい態度は、政策への異議や、遅々として進まないどころかビジョンさえ依然見えない構造改革への批判といった、政治家としての怒りや義憤からくるものだけではなく、こう、私怨まず先にありき、という感じで見ていて大変イイです。

俺亀井!政治家!小泉憎し!嫌いだから再選なんてさせないぞ〜!みたいな決意と覚悟と意志を、言葉の裏からビシビシ感じます。
限りなく好意的に解釈すると義憤とも言えるのでしょうけど、それよりは私憤と言ったほうがしっくりきます。いや、私憤というより私怨。私怨、私怨、私怨、私怨、私怨、私怨。

公開討論番組に出演し、政策を述べるも自分の持ち時間を大幅に上回りし、キャスターに「あの、そろそろ。。。」と言われようがお構いなしに喋り続ける、というオーバードライブ躁行動を頻繁に起こすのも、「全国ネットで嫌いな小泉の悪口言える! 楽しい〜!!」という開放感の顕れに違いありません。

総裁選に受かったら、躁状態を更に加速させ、調子に乗り、当選翌日に王政復古を宣言し議員が唖然としている隙に三権を掌握したり、衆議院議場のあの高いところから「小泉純一郎君、死刑!」と叫んで小泉首相を有無を言わさず断頭台に送ったり、「SSを参考にした」と堂々と公言し特高警察を復活させたりするなどの、ジャコバン派織田信長董卓もビックリな恐怖政治を敷き、本邦を大混乱に陥れてほしいと私は願う次第であります!